【小説】君の名はアナザーサイドのあらすじとネタバレや感想まとめ

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映画「君の名は。」のサブキャラクターを掘り下げた

小説「君の名は。 Another Side:Earthbound(アナザーサイド)」。

この本を読んだらまたもう一度、映画『君の名は。』を観たくなるというレビューが続出。

映画では語られなかった登場人物の背景、心情が深く描かれています。

小説「君の名は。 Another Side:Earthbound(アナザーサイド)」の内容、ネタバレを紹介していきます。

映画の内容を含みますのでネタバレを知りたくない方はご注意ください。

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【小説】君の名はアナザーサイドのあらすじとネタバレ

 
 

あらすじ

第一話 ブラジャーに関する一考察

東京都に住む男子高校生立花 瀧(たちばな たき)と岐阜県にある糸守町に住む宮水三葉の身体が何日がに一回入れ替わるようになっていた。

それは眠ることでトリガーが起きる。

瀧が身体は三葉として学校生活を送る中で、『瀧らしく』行動することで知っていく本物の三葉への周りからの反応。
 
 
第二話 スクラップ・アンド・ビルド

勅使河原克彦(テッシ―)の父親は三葉の父である町長の後援会長をしている。

建設会社の跡取りであるテッシ―は町を出て行くことはできず、若い人たちが出て行きたいと思われないような町へ変えていきたいと思っていた。

町におしゃれなカフェがないと嘆く早耶香と三葉のために、テッシ―は空き地にオープンカフェを作りはじめる。
 
 
第三話 アースバウンド

四葉の姉・三葉の様子がおかしい。

祖母に訊いてもあまり気にしていない様子だし、三葉の親友・早耶香にも相談をする。

祖母に三葉の言動をどう思うかを訊くと、祖母は神様について話し出す。

そして四葉も不思議な体験をすることにー。
 
 
第四話 あなたが結んだもの

三葉の父・俊樹が二葉に出会った頃は民俗学者だった。

結婚後、神職をすることになり宮水家に入る。

四葉を出産後、二葉は重い病にかかってしまう。

俊樹も二葉を失ったことのショックから思考のコントロールができなくなり、ある決意をして宮水家を出ていく。

ネタバレ

 
第一話 ブラジャーに関する一考察

第一話 ネタバレ

・朝起きた瀧が三葉の身体に違和感を感じながらも、胸を揉むと落ち着く。

・胸を揉むとなんだかわからないが妙にリラックスする。

・ひとしきり楽しんだ後は妙なスイッチが入らないように手離す。

・ブラジャーをつけずにバスケットボールで男子の注目を浴びる。

・三葉から(携帯のメモで)「ブラぐらいちゃんとつけてよ!」と怒られる。

・糸を縒(よ)り合わせる 「やり方を忘れた」と言ってもおばあちゃんはさほど驚く様子もない。

・クラスメイトが聞こえよがしに陰口を言っていることに三葉は黙って耐えていたことや

・「もっとおとなしい人だと思っていた」という周りからのイメージは主張のほとんどない女像。

・三葉のわめき声が聞こえてきそうなメモアプリから「そんなわけがない」と思う。

・鏡に映る三葉の顔はひどく思いつめたものにみえて瀧は呼吸が苦しくなる。

「おまえはいったいどういうやつなんだ?」三葉に強い興味を覚える瀧。

 
 
 
第二話 スクラップ・アンド・ビルド  
 

第二話 ネタバレ

・テッシ―は三葉の様子が最近おかしいのは、きっと町長である父親や古い神社の跡取り娘であるストレスからくるのだろうと思っていた。

・三葉が毎日きちんとした髪型をしているのは、「そうやって自分を縛りつけるから」と早耶香。

・その三葉がリボンをしていない、ブラシもかけた様子もなくちょんまげのような髪型になっていることから、心配する。

・テッシ―自身も町の建物の8割がたを造っている建設会社の跡取りで、その気持ちがよくわかっていた。

・同じように神社を継がなければならない、日常的に注目されて気が休まらない三葉のことを「あいつはどうするんかねぇ」と気に留める。

・東京に行きたいという三葉だが、テッシーは「俺は町を出て行くことなんてできない、この町を変えていくしかないんだ」と思っていた

・町にはオシャレなカフェがないという早耶香と三葉にテッシ―は自動販売機へ連れていく。

・怒って三葉は帰ってしまうが、後日、早耶香と三葉を呼んで「オープンカフェを作るぞ」と宣言。

・空き地に会社の材木を持ってきてもらい、三人で作り始める。

・三葉の思いがけない積極的な手伝いに「いい傾向だ」と思っていた。

・三葉が別人のように町の美しさを語る姿に東京へ出たいと言いながらも町の美しいところをちゃんと見ていて

・それを価値あるものだとみなしている、と安心した。

・三葉の本音を初めて聞いたテッシ―は自分の町に対する本音も三葉たちに話す。

・空がカタワレ時となり、その光線と闇のあわいでテッシ―の「どうしようもないもの」という思いが消えた

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第三話 アースバウンド
 

第三話 ネタバレ

・四葉は姉・三葉が自分の胸を揉んでいることをのぞき見していた。

・最近の姉・三葉の様子がおかしいことを祖母に訊いてもあまり気にしていないことに、そんなものなのかという気もしていた。

・三葉の親友・早耶香に訊けば、それまでとは真逆の『誰にどう思われてもかまうもんか』という行動を三葉はしているという。

・すてっぱちになるような出来事があったんだろうかと思いめぐらす四葉。

・三葉のアイスクリームを間違えて食べてしまったこととか?

・でも三葉の性格上、しつこく追及されもせず、怒りをあとに引かない。・・・お父さん以外には。

・お父さんとのことは『大人の問題』だと三葉はいうが四葉には握手して仲直りすればいいのにと思う。

・やはりストレスでおかしくなったのかもしれないと心の負担を軽くしてあげたいと「私がお婿さんをとるから」という四葉。

・おかしな言動をする三葉に「なんで胸をもんでいるのか」を聞いた四葉。

・表情を変え自分のしたことを詳しく訊いてきた三葉の様子を祖母にどう思うか訊くと、ゆっくり語り始める祖母。

・夢でも見とるんやないかなぁ

・神様のことを「(おむすびの)ムスビ」というんやよ。神様は関係のことなやさ。

・夢というのはいつともどことも知れん場所に理屈を超えてむすびつくと、それもムスビ。

口噛み酒をこっそり舐めた四葉。

・その後、遠い昔の宮水家の巫女に入れ替わってしまった四葉。

・覚えのある舞いを祖母のように正す女の人がいた。

・その女の人に「自分の口噛み酒を飲んだりするからだ。」ととがめられる。

・四葉の背には「時の流れの中にある、すべての宮水の女が添うておる」と言われ、紐が結わえ付けられているように引き戻された四葉。

・四葉はすべてのことを忘れていたが、いつもと違う舞いが祖母の曾おばあちゃんの舞いであることを知る。

・その後、誰に教えてもらったかも覚えてはいなかったが四葉は三葉に言っていた。

「私たちはコドクではないよ。

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第四話 あなたが結んだもの

第四話 ネタバレ

・彗星が落ちてくるから町民を避難させろと力づくで三葉にネクタイをつかまれた父・俊樹。

・「別人」の三葉が立ち去った後、眼を瞑り三葉の母・二葉と出会った頃を思い出していた。

・元民俗学者だった俊樹は研究のため糸守の神社へ。

・そこで会った女性・宮水二葉は長いこと探していた大事なものを今見つけたような笑みを含んで俊樹を見ていた。

・二葉に神社にまつわる話を聞いて帰るときに俊樹は二葉に会ったときのことを聞いて驚く。

「あなたと結婚するような気がした」と。

・他人というものに心を動かされることがなかった俊樹は状況に応じて愛想を振りまく演技をしていた。

・そんな生き方が楽だった。

・それが二葉との出会いによって崩れることを感じたが、これから得るものに比べたら小さいこと、と俊樹も観念した。

・宮司である二葉の母・一葉は猛反対したが全く受け付けない二葉に折れ、婿養子と神社で働くことを条件とした。

・俊樹は奈良の旧家の生まれで家が決めた婚約者(恩師の孫娘でもある)もいた。

・恫喝、説得、脅迫、沈黙の話し合いの中、どれにも心を動かされなかった俊樹は大学を辞め勘当同然で家を出る。

・神社での生活に慣れてきた俊樹は宮水家がこの土地の豪族であり、宮水の女が頭ごなしに命令したら村の者は一切逆らえない時代があったことを知る。

・町の者からひどく尊敬される二葉、二葉よりも一回り年上の俊樹は若造扱い、そんな状況に皮肉っぽくもなった。

・三葉が生まれ俊樹は二葉のように才気が旺盛になることを心配していた。

・そうなると村が三葉を手放さなくなる。

・大学を出してやりたい、外の社会を経験し、好きな職にもつかしてやりたい。

・三葉が小学生になる頃、四葉が生まれ、二人の様子を見る俊樹は笑みが絶えなかった。

・だがその後、二葉が重い病にかかてしまう。

・専門の大きな都市への転院を勧める俊樹に「あるべきようになるから」と二葉。

・そしてこの世を去ってしまう。

・俊樹は娘二人と二葉の命を取り換えることはできないのかと一瞬考えるほど思考がコントロールできなくなっていた。

・「さだめられたこと」と二葉が言っていたことを受け入れる一葉や町の人に我慢ができなかった。

なぜ悲しまない

・その怒りをぶつけたのは宮水神社を中心とした統合力の渦だった。

・俊樹をそれを壊したかった。

・一葉と度重なる感情的なやりとりのあと俊樹は家を出る。

・そのときに娘たちも一緒にと手を差し伸べたが三葉の顔には恐怖があった。

・心にトゲが刺さりながら、狂った町を正すため町政に飛び込んだ。

・父親に捨てられたと思っている三葉が二葉に似ていくことに俊樹は怯えていた。
 
 

・追憶から引き戻されると停電が起きていた。

・無線もジャックされニセの避難指示が出されている。

・そこへ一葉と四葉が現れ三葉の「彗星が落ちてくる」話を一通り聞き三葉の言うことを聞いてやってくれという。

・その話を聞きながら俊樹の中でイメージされたものは 二葉と初めて出会って話した日のことだった。

・組紐は人々の意思がネットワークを形成して協力する姿の表現・・・。

・町長という立場にあって全町民を避難させることができる権限を持っている。

・三葉が泥だらけになって俊樹を説得しに来た頃には、自分がなぜこの立場で、ここにいるのか、ということが導きだったことを理解していた。

「あるべきようになるから」 

・その言葉どおり、自分は意味があってここにいることをー。

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感想まとめ

アナザーサイドを読んで「君の名は。をもう一回観に行った!」という声がネット上では多く聞かれました。

他の感想もネット上から拾ってみました。

・なにより四章を読見切った時、映画を初めて見た時と同じくらい感動しました!

・なぜ最後は娘の話を信じたのか流れがわかりスッキリしました。

・映画で描かれなかった部分や四葉やテッシーの心境がわかって面白かった

・補完どころでは無い、映画が一際面白くなります!
 
 
君の名は。アナザーサイドでは話数ごとに登場人物の視点から描かれていました。
 
 
1話では瀧の視点。

糸守町で触れる三葉の気配が頼りなく、反して瀧に入れ替わっている三葉はバイト先でもこなしているというギャップ。

三葉の身体に入ったからわかる三葉の内面と外面的な評判。

そういった三葉に瀧が強く(興味を持つ)惹かれていく様子が描かれていました。
 
 
2話ではテッシ―の視点。

映画で爆弾を仕掛けるところでは「そこまでするのか」と思いましたが、そこまでするだけの想いがテッシーにはありましたね。

町を変えてゆきたい→家業を継ぐ必要がある→しがらみで身動きがとれなくなる→堂々巡りになるから

いっそのことぶっ壊してしまいたい。

そんな気持ちもあり、三葉と本音を語りあった信頼からできた行動なんだと。。。
 
 
3話では四葉の視点。

その口噛み酒を舐めたことで四葉も入れ替わりを経験していました。

もしかしたら、おばあちゃんも入れ替わりしていたのかもしれませんね。
 
 
口噛み酒
神様と人間をつなぐものとして、ご神体にお供えした人間の「半分」とされた。
 
 
4話では父・俊樹の視点。

映画では印象の悪い父親でしたが、三葉たちを置いて家を出た理由、政治家になった理由

そんな俊樹の深い心情が描かれていました。そして二葉に対する愛情も。

町民から神のようにされていた二葉に亡くなったあとは「人間」にしてあげたかった俊樹。

「なぜ悲しまない」

深い悲しみから抜け出せない俊樹からすれば、周りの人間は悲しんでいるようには見えなかったのかもしれません。。

悲しみが憎しみになって、宮水家よりも強い権限を持ちたいと思った俊樹が

自ら望んできた道と思っていたものが、それが全ては導かれていた。

二葉が亡くなってから苦しかっただろう俊樹の気持ち

俊樹が自分の存在に意味があったと、理解した気持ちを知ると泣けてきそうです。。。
 
 

まとめ

君の名は。アナザーサイドを読むことによって、それぞれの登場人物の心情がわかるので

読まないで観た場合と読んでからだと映画の観方が変わりそうです。

ネット上の感想にも3回、4回と行った人がいるのも頷けます。

映画もですがBD/DVDが出たら、きっとまた観たくなる、そんな本でした。

ぜひ、俊樹が二葉と初めて会った日の会話で俊樹の心が動いていく感じをぜひ本で読んでみてください。

そして、あなたの映画や本の感想も下のコメント欄から教えてくださいね。

以上、「【小説】君の名はアナザーサイドのあらすじとネタバレや感想まとめ」でした。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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