アニメ好きなら知っておくべき秘密

【小説】銀河英雄伝説10巻結末までのネタバレと感想まとめ

累計1500万部以上の売上を記録したライトノベル「銀河英雄伝説」

「アルスラーン戦記」「薬師寺涼子」などを手掛けた天才、田中芳樹が書いた

伝説的スペースオペラですが、2015年に週刊ヤングジャンプで漫画連載を開始

2017年、中国での実写化発表

そして2018年4月からアニメがスタートするなどで再び注目が集まっています。

そこで、今回は原作「銀河英雄伝説」の内容についてまとめていきたいと思います。

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1巻ネタバレとあらすじ

現代より数千年先の未来、世界は貴族と皇帝による独裁国家「銀河帝国」と

民主主義を掲げる「自由惑星同盟」により戦乱の世が乱れていた。

女と見間違える美貌と金色の髪が特徴的な若き天才「ラインハルト」は

赤髪の青年、腹心の「ジークフリード=キルヒアイス」と共に窮地に陥っていた。

圧倒的戦力差で自由惑星同盟の軍に囲まれてしまったのだ。

部下たちは皆、青い顔をするが、ラインハルトはその天才的頭脳で難を乗り切る。

そんな天才、ラインハルトが唯一ライバルと認める男「ヤン=ウェンリー」

どこか昼行燈のような雰囲気のあまり覇気がない黒髪の青年だが

ひとたび戦場に出ると「魔術師」などと呼ばれる卓越した頭脳で勝利を掴みとる。

「ラインハルト」と「ヤン」二人の天才により長く続いた戦争にも動きが出る。

ヤンは、長年自由惑星同盟を苦しめた「イゼルローン要塞」を部下たちと無血で奪い取り

ラインハルトは姉のアンネローゼが皇帝の後宮に入れられた貧乏貴族でありながら

恐ろしい速度で出世を果たし、帝国打倒の為力を蓄えていた。

1巻ではこのラインハルトとヤンの過去や人格に焦点を絞り物語が描かれていく。

2巻ネタバレとあらすじ

帝国打倒を夢見るラインハルトはキルヒアイスの他に隻眼の軍師「オーベルシュタイン」を

迎え入れた事からその権力基盤を安定させ「ミッターマイヤー」「ロイエンタール」など

有能な部下を多く召し抱え、着々と軍部での影響力を高めていく。

一方、ヤンはイゼルローン要塞を奪い、帝国への圧力を強めたものの

自国のクーデター問題に手を取られ、有効活用できずにいた。

ヤンが動けない事で帝国優勢に動きそうだが、ここでラインハルトにも不幸が襲う。

キルヒアイスの死である。

キルヒアイスはただの腹心ではなく、幼馴染にして共に帝国打倒を誓った同士

自身の半身ともいえる存在なのだが、ラインハルトを恨む貴族による暗殺から

ラインハルトを守る為、その身を晒し、若き才能を絶ったのだ。

キルヒアイスを失い、ラインハルトが悲観に暮れた事で

帝国、自由惑星同盟共に緊張状態を維持したまま時代が流れる。

3巻ネタバレとあらすじ

ヤンには弟子とも子供ともいえる子供が一人いた。名は「ユリアン=ミンツ」

ユリアンは16歳にして初陣を飾り、その才覚を発揮する。

一方、ラインハルトは亡きキルヒアイスの為にも銀河の覇者となる為再び立ち上がり

イゼルローン要塞攻略の為、別の回廊にあるガイエスブルグ要塞をぶつける事を決断。

しかもそのタイミングでヤンは査問会にかけられるため一時帰国している。

さらに、第3勢力、フェザーンが帝国と自由惑星同盟が手を結ばないよう裏で暗躍しだす。

4巻ネタバレとあらすじ

イゼルローン奪還に失敗したラインハルトは内政に力を入れる。

帝国貴族の特権をはく奪し、独裁の一部緩和を敢行した。

民や下級貴族からは拍手喝采だが、貴族から不興を買い、暴走した一部の貴族が

フェザーンを通じる。これによりラインハルトは出兵の理由をえて

温めていた侵略計画「ラグナロック」を始動。

あえてイゼルローンを無視してフェザーンを占領、そしてフェザーンからの新ルートで

自由惑星同盟への侵攻を決意したのだ。

5巻 ネタバレとあらすじ

「ラグナロック」により自由惑星同盟に向かうラインハルト達。

しかし、別働隊としてイゼルローンにも念のため戦力を送った。

イゼルローンで善戦するヤン達だが、ラインハルトの接近を察するとイゼルローンを放棄

本国へと急行する。

そしてついに激突するヤンとラインハルト。

まるで詰将棋のように追い詰めるラインハルトに対しヤンはゲリラ戦法を行う。

激突し、一進一退の攻防を繰り返す二人だが、ヤンの攻撃がラインハルトの旗艦を補足。

自由惑星同盟の勝利に終わるかと思われたその時

ラインハルトの部下が自由惑星同盟の首都を抑えた事で帝国の勝利に終わる。

ラインハルトは不本意な勝利に納得できないが、幼帝の廃嫡などを上手くまとめ上げ

銀河帝国の皇帝の座に就くことに成功する。

そしてその瞬間、自由惑星同盟を抑えたラインハルトは全銀河の皇帝となったのだった。

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6巻 ネタバレとあらすじ

銀河皇帝となったラインハルトは世界を束ねる為に四苦八苦する。

一方、軍を退役したヤンは自身の副官、フレデリカと結婚。夢の年金生活を送る。

しかし、ヤンの活躍ぶりを危険視する帝国上層部の動きを知った

帝国の顔色をうかがう事になった自由惑星同盟のトップは暴走、ヤンを拘束してしまう。

ヤンは仲間たちにより救出されるが居場所を失い、逃亡を開始する。

7巻 ネタバレとあらすじ

仲間たちと逃亡したヤンは古巣、イゼルローン要塞の奪還に赴く。

一方、自由惑星同盟はヤンの不在により完全に崩壊、事実上、完全に帝国支配化に

そしてラインハルトもヤンに対し挑発するかのような演説を全銀河に対し発表。

二人の天才が再びイゼルローン要塞を舞台にぶつかりあう。

8巻 ネタバレとあらすじ

イゼルローン要塞での激戦は壮絶を極めた。ヤン一党対全銀河という構図にも関わらず

ヤン達は一歩も引かず、ラインハルトは綺羅星のように輝く将軍や軍艦などを次々と失う。

しかし、圧倒的戦力による力押しはやがてヤン達を追い詰めるが

ラインハルトはヤンが降伏する前に和解交渉の電文を送る。

元々和解を求めていたヤンはあっさり了承するが

「地球教」を名乗るテロリストによってラインハルトと会う事叶わずこの世を去る。

宿敵が帰らぬ人となった事を知ったラインハルトは

イゼルローン要塞を接収せず撤退を決める。

9巻 ネタバレとあらすじ

ヤンを失ったメンバーはユリアンとヤンの妻、フレデリカによって結集する。

一方、ラインハルトは地球教のテロに頭を悩まされる。

そして陰謀によりロイエンタールは帝国に弓引く反逆者とされてしまう。

しかし、ここで弁解してもオーベルシュタインにより疑われることは必定。

そこでロイエンタールはあえてこの汚名を被り本当に帝国に反逆する。

結局、親友、ミッターマイヤーによりこの反逆は終局を迎えるが

帝国は多くの有能な将官をミッターマイヤーとラインハルトは気心の知れた友人を失う。

そして皇帝、ラインハルトは心の弱さを自覚し

支えにと今まで支えてくれた文官のヒルデに求婚し、二人は結ばれる。

10巻結末ネタバレとあらすじ

ラインハルトとヒルデの結婚、そして二人の間に子宝が恵まれる。

そしてヤンの意思を引き継ぐユリアンとの最終決戦を開始する。

一方、地球教のテロもさらに悪化し、オーベルシュタインもその毒牙にかかる。

さらにラインハルトまでもが病魔に侵されてしまう。

ユリアン達の武装解除により戦争はなんとか終結、ヒルデは男の子を出産。

さらに地球教の排除にも無事成功するがその代償はあまりに多く、大きすぎた。

そしてラインハルトは全ての終了と共にその輝かしい魂を昇華し天へと召される。

ユリアンは民主主義の理念を後世に伝える為、その後も活動を続ける。

そして、ヒルデとその子により帝国の世は続いていく。

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読者感想まとめ

これほど重厚な話は他にないと思う。まさに私にとって青春を共に過ごしたバイブルです。

民主主義の良さは銀河英雄伝説で初めて知った。勉強になる小説です。

漫画好きを自称するなら一度は読んどくべき。文章が嫌いとかいらないからマジで。

日本アニメ界の最高傑作。原作とかアルスラーンの100倍以上面白い。

年月を全く感じさせない不朽の名作。何度読んでも嵌ってしまいます。

ライトノベルでありながら司馬遼太郎に匹敵する戦後の日本文学でもトップクラスの作品。

人生を楽しむ為に一度は薦めたい本。これを読んだら人生感が変わると思う。

まとめ

圧倒的世界観と死の美学ともいわれる戦争が丁寧に描かれた傑作「銀河英雄伝説」

主人公が途中で亡くなるなど前代未聞の展開が多々ある作品ですが

多くの方から最高傑作、バイブルなどと手放しの称賛を受けています。

そして2018年4月からのアニメ放送を今から楽しみですね。

以上「銀河英雄伝説」の内容についてまとめてみました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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