【小説】グランクレスト戦記の9巻までのあらすじネタバレと感想
ロードス島戦記、魔法戦士リウイなど数々の名作を生み出した作家、水野良。
TRPGのノベライズを中心に活躍する作家が描く
本格ファンタジー「グランクレスト戦記」。
2018年1月よりアニメ化放送の原作を
1巻から9巻までの各巻ごとにあらすじネタバレをまとめていきたいと思います。
これよりグランクレスト戦記のあらすじネタバレになりますので
ネタバレを知りたくない方は進まないようにしてください。
1巻【虹の魔女シルーカ】のあらすじ・ネタバレ
幻想詩連合と大工房同盟、大陸を二部する大勢力の大公家同士の婚約により
皇帝聖印を復活させ、秩序ある世界を構築しようとする。
しかし、二つの大公家の結婚式の最中、デーモンロードの侵攻により
大公が殺害されてしまう。アレクシスとマリーネ、結婚するはずの二人は
それぞれの領地を継ぐことになり再び混迷の世界となってしまう。
そんな混沌とした世界に一人の無名の騎士、テオが
魔法大学を卒業したばかりの若き俊英、シルーカと出会います。
シルーカは好色家の貴族に契約されそうになる中、テオの素質に気づき
テオと半ば強引に契約。ついでに悪徳小領主メストから爵位と領地を奪って
あっという間に貴族の仲間入りしてしまう。
さらに近隣の領主を従え男爵という地位にまで昇ってしまう。
ここまで順風満帆に出世したら調子に乗りそうなものですが
良くも悪くも純朴なテオはシルーカの提案でコルネーロという
かつての英雄の家名を名乗る以外特に調子に乗る事もなく日々を過ごす。
しかし、一時の休息はすぐに終わり
幻想詩連合と大工房同盟両方から急成長するテオは危険視され戦乱に身を投じる事に。
大攻防の末、テオは両軍に多大な損失を与えるが
連合軍に窮地を救われたことで従属することに。
最終的に子爵の地位を与えられるが一騎士として従属したいと願い出る。
そしてただの騎士テオはシルーカと共にシスティア開放に向けて新しい生活を歩みだす。
2巻【常闇の城主、人狼の女王】のあらすじ・ネタバレ
テオは同盟軍のヴィラールの近衛として仕えシルーカは他の契約魔術師と親交を深める。
そんな中、テオから爵位を預かった元部下、ラシックは領土を侵攻、難なく勝利。
一方、シルーカは「業火の」異名を持つ魔法師長マルグレットの指示で
魔女、人狼、吸血鬼を訪問する事に。
しかし魔女は人狼の女王を殺し、吸血鬼は魔王復活の為に奔走しているなど
次々と災難が襲ってきます。
シルーカは吸血鬼に捉えられ、テオは人狼の若者たちと共に吸血鬼の城に突入。
吸血鬼のディミトリエを負傷させた功績により
テオは常闇の森と吸血鬼の城を、ヴィラールから貰い受けることとなる。
3巻【白亜の公子】のあらすじ・ネタバレ
幻想詩連合の君主会議に参加するヴィラールに付き従うテオとシルーカ。
魔法師長、マルグレットのヴィラールとの契約終了により明かされる二人の過去。
様々な想いと共に会議に向けて出発するテオ達だが
ヴィラールの提案で手土産に領地を侵攻。
フォーヴィス国、クローヴィス国の二国をあっさり平らげ完全勝利する。
これにより同盟の包囲網が破れ意気揚々と会議に出席する。
君主会議で連合は同盟と和平する方向に決定するが
逆に侵攻されてしまい全て水の泡に、しかもミルザーが同盟に寝返り
ヴィラールは絶対絶命のピンチに追い詰められる。
4巻【漆黒の公女】のあらすじ・ネタバレ
ヴィラールの計らいでテオとシルーカは自身の領地に戻り、領地巡察をする。
そこでおこるアクシデントから二人の関係が一気に加速する。
恋人になった二人だったが、ここから悲劇が連鎖する。
同盟軍のマリーネと裏切り者のミルザーは大陸統一の為、自身の障害を次々と排除。
ヴィラールの治めるアルトゥークに侵攻を開始する。
大攻防の末、ヴィラールは討ち取られてしまい、アルトゥークは同盟のものになる。
テオとラシックはヴィラールの死により、第3勢力を立ち上げる事を決意する。
5巻【システィナの解放者(上)】あらすじ・ネタバレ
ヴィラールを失って半年、ヴィラールの意思を継ぐ君主たちにより
「アルトゥーク条約」が結ばれる。そこにはテオとラシックの姿もあるが
周りは皆ラシックを盟主にしようとする。
ラシックは元々テオの部下なのでテオを推すが誰も賛同せず
テオは自らの実力を示す為、また自身の悲願でもあるシスティア開放に向かう。
しかし、そこで待っていたのはロッシーニ家による恐怖政治と心の折れた住民たち。
テオ達は必死に住民たちを説得するが誰も聞く耳を持たず
なんとかロッシーニ家三男サンヴァドルを討ち取る事に成功するが
孤軍奮闘のままテオ達はロッシーニ家を本気にさせてしまう。
6巻【システィアの解放者(下)】あらすじ・ネタバレ
サンヴァドルとの戦いにより、テオの故郷マルザ村の人々の協力を得られるが
後に続く人が中々現れない。
なかなか住民の心を掴めないテオ達だが、シルーカの住民たちの逃げ場をつくるという
誰も想像しなかった作戦を決行。システィナの住民たちを閉じ込めていた
混沌災害「混沌渦」をシルーカの魔法により鎮め、海からの脱出口を確保する。
これにより、万が一テオ達が破れても逃げられるという選択肢が出来
住民たちの協力を得る事に成功したテオ達はついに悲願であるシスティナの解放に成功
新たな領主として確固たる地盤を得る事になる。
7巻【ふたつの道】のあらすじ・ネタバレ
システィナの領主になったテオ。しかし幻想詩連合と大工房同盟の戦いは激化する。
特にミルザーの攻撃が激しく「アクトゥール条約」にサインした君主たちは次々と倒れる。
そんな中、テオの下にミルザーの異母兄弟エンデールが現れる。
エンデールは父を殺し領地を奪ったミルザーを倒すため、テオに協力を求める。
ヴィラールの仇でもあるミルザーを倒す決断をするテオ。
そしてテオはミルザーとの一騎打ちの末、なんとか勝利
アルトゥークの奪還に成功する。
8巻【決意の戦場】のあらすじ・ネタバレ
システィナの解放だけでなく「アルトゥーク条約」全体の仇であるミルザーの討伐。
そしてアルトゥークの解放などの実績からテオはついに盟主の座に就くことになる。
そんなテオの目的は亡きヴィラールの悲願、連合と同盟の和解だった。
テオは条約を連合と対等になれるよう独立し、かつての悲劇が起こった
アレクシスとマリーネの結婚による和解を目指す。
しかし、アレクシスの腰は重く、なかなか動こうとしない。
テオはアレクシスを鼓舞し、ついにアレクシスは重い腰をあげ
本格的に動き出す。
9巻【決戦の刻】のあらすじ・ネタバレ
3大勢力が決戦を迎えようとした時、テオの元に多くの仲間が集まる。
条約の君主たち。かつての部下たち。昔敵だった者たち。
多くの力によりテオ達は決戦に向け力を蓄える。
そんな中、アレクシスが本格参戦、圧倒的な力により戦場を支配する。
そしてアレクシスとマリーネはついに出会い、結ばれる。
そしてアレクシスとマリーネの後見を受け、テオはついに皇帝となる。
感想まとめ
読者の感想をまとめてみました。
・圧倒的スピード感とオールドスタンスのファンタジー。何度読んでも名作だと思う。
・テオ様ってアレクシスとマリーネの事が好きすぎると思う。
・読み応えのある戦記モノが好きな人必見の王道ファンタジー。
これを知らない人はニワカだと思う。
・個人的に大のお気に入りなのでアニメ化で周りにも認知されてうれしい。
・全10巻と聞き、もうすぐ終了かと思うとさみしい。
・今時よくあるラブコメではなく、濃厚な戦記モノの中にあるラブストーリーは最高だ。
あなたの感想も下のコメント欄から聞かせてもらえるとうれしいです。
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まとめ
2017年1月にアニメ化が決定した『グランクエスト戦記』ですが
最近よくある異世界ファンタジーではなく、しっかりとした戦記モノとして
多くの読者を魅了しているようです。
ネタバレになりますが、9巻で皇帝になったテオが
今後どのような活躍をするのか楽しみですね。
以上、『グランクエスト戦記』各巻のあらすじおよび感想をまとめてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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