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【漫画】かくかくしかじかの結末ネタバレ!東村アキコの感動作

「海月姫」や「東京タラレバ娘」などでお馴染み東村アキコが描いた

女性版「まんが道」ともいわれる「かくかくしかじか」

脚色は一切せず、控えめに描いたというスパルタ先生との二人三脚を描いた本作ですが

連載後半、アシスタントが毎回泣くなどまさに魂を削った作風が大きな話題を呼びました。

そこで今回はこの「かくかくしかじか」の結末までの内容を

作品の経緯や名言などと共にまとめていきたいと思います。

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東村アキコが泣きながら描いた作品

「かくかくしかじか」は前述した通り作者の東村アキコの実体験を元に作られており

スパルタ教師、日高との二人三脚を描いた作品となります。

しかし、実体験をもとに作っているという事でスパルタ教師、日高にも

当然モデルとなった人物が存在します。

その人物は日岡兼三(ひおか けんぞう)という画家で

東村アキコの故郷、宮崎で月謝わずか5000円という低価格で

子供から大人まで幅広い人に絵を教えていました。

残念ながら2003年に57歳の若さで亡くなっていますが

この日岡先生こそ「かくかくしかじか」を描いた最大の理由だったといいます。

具体的にどのようなやりとりがあったのかは不明ですが

元アシスタントで同じく日置先生に指導を受けていたはるな檸檬(はるな れもん)から

「日岡先生のことは描かないんですか」と聞かれた事が発端で

元々「まんが道」的な作品を描きたかった事もあり

日岡先生との日々とマンガ家になるまでの過程を執筆する事にした、と。

また「かくかくしかじか」というタイトルにもその想いが込められていると思います。

元々過程を説明する際に使う、大体こんな事情でといった抽象的な言葉の意味ですが

すでに亡くなった日岡先生に対する「私はなんだかんででやっています」という

メッセージであり

同時に作中で名言と言われる「描け」など激を飛ばすシーンが度々あるので

私はこうやってこうなりました。あなたはどうするの?

というマンガ家の卵たちにたいする激励でもあると推測します。

これは私自身、読んでいて何度も過激とも捉えられるセリフに

憧憬のようなものを感じたからかもしれませんが

このタイトルには、読んだ人の分だけ意味があるような気がします。

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かくかくしかじかのあらすじと結末ネタバレ

主人公、林明子(はやし あきこ)は宮崎県の片隅で自分は絵の天才だと思っていた。

将来は当然少女マンガ家として大成功を信じて疑わず、控えめにいって調子に乗っていた。

しかし、そんな明子のプライドは高校3年の時に美大進学の足がかりとして入った

日高絵画教室の講師、日高健三(ひだか けんぞう)によってボロボロに崩されてしまう。

竹刀にアイアンクローは当たり前の今の時代では考えられないスパルタ指導に

月5000円という破格の安さの為週5で通う事になった明子。

しかし、自分を才能ある人間と信じて疑わない明子は

美大も出ていない日高先生を見下し、仮病で休むなど舐めた態度をとる。

こんな事をされると普通は怒りそうなものだが日高先生はただのスパルタではなく

血の通った講義を行っていた人情家だった為

明子の為に長時間おんぶして明子を送ったり

驕った結果、推薦受験に失敗した明子をビールで慰めるなど

ただの講師ではありえない程献身的に支える。

そんな先生の想いなどしったものかといわんばかりに美大進学後の明子はなんと

ほとんど絵を描かず大学4年間を過ごしそのまま卒業。

就職の際も教師を志すものの採用されず

地元宮崎に戻って日高教室で絵を描きながら生徒の絵を見るアルバイトとして生活を送る。

これに危機感を抱いた父に父が働くコールセンターに無理やり就職させられるが

朝早くに起き、苦手なパソコン業務や電話対応などの日々かた逃げ出したい一心で

マンガ家を目指し、なんとそのままデビューを果たしてしまう。

マンガ家デビュー後は絵を描きながら生活の為にマンガ家ならと考える日高と

マンガだけしか考えられない明子の心の距離は次第に広がり

次第に日高を煩わしく感じ始めた明子はマンガ家のパーティーを機に大阪に上京する。

上京後は今までにないぐらい情熱的な環境でマンガに取り組み

あっという間に数カ月が経過し、日高から一本の連絡が入る。

「癌がみつかり余命4ヵ月」

この事で受験生たちの面倒を見てほしいという日高の言葉で渋々

マンガ家と絵画教室の掛け持ちをする明子だが

いつも通り元気な姿にげんなりしながら日々が過ぎていく。

しかし、そんな幸せな日も長くは続かない。

余命宣告後4カ月以上たったある日、明子は受験生の面倒を終え

日高と距離を置いていたが久しぶりに様子を見ると

今まで見た事がない老人の姿がそこにあった。

しかし、どれだけ弱っても絵を描くことを辞めない日高の姿を見て

明子は大阪に戻り再び精力的に行動する。

そして届く訃報。

日高の葬式は淡々と終わり、関わった絵画の仲間たちだけで集まり

そこで海外留学までしたものの現在スランプに陥っていた今ちゃんが

最後の最後まで「描け」と言われたというメッセージを聞き

明子はとにかく描くという事を死ぬまで続けようと決意するのだった。

泣きながら描いた最後に涙なくして読めない

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まとめ

終わり方がとにかく切なく、淡々と終わってしまった「かくかくしかじか」ですが

絵やマンガに関わらず何かを生み出す仕事をされている人は

共感できることが多い作品だと思います。

また、今、夢がない人やなんとなく生きている人には是非一度読んでほしい作品ですね。

以上「かくかくしかじか」の結末までの内容を

作品の経緯や名言などと共にまとめてみました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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