【進撃の巨人】座標の力と意味やエレンの発動を考察してみた
数々の謎と衝撃的な映像によって絶大な人気を誇る進撃の巨人(作者:諌山創)。
アニメにスピンオフなど様々な場所で活躍する作品ですが
いまだに真実が明らかになっていないままの謎が沢山あります。(2017年6月18日現在)
そこで、今回は進撃の巨人の中でも特に熱く議論されることが多い
最大の謎の一つ、座標の意味と力についてやエレンの発動について考察していきたいと思います。
座標とは
座標とは、始祖ユミル・フリッツが悪魔と契約した際に手に入れた
始祖の巨人が持つ能力の事です。
その能力とは記憶の改ざんと巨人を操る力です。
これだけを聞くと、かなり万能な力のように感じますが
実際、コントロールが難しく発動にも王家の血筋が必要など
とてもシビアな条件があります。
さらに、本来、始祖の巨人だけが持つ力なのですが
作品中、少なくとも3体の巨人が力を使っています。
その3体とは、もちろん、一つは始祖の巨人です。
そして残る2体は女型の巨人と獣の巨人です。
女型の巨人の力をもつアニは、自らが捕まった際におたげびを上げ
また、獣の巨人、ジークが無知性の巨人を操るシーンもあります(原作93話)
これは、元々、始祖ユミル・フリッツが持つ、始祖の巨人の力を
ユミルの死後、9つにわけたのが原因ではないかと考察します。
つまり、女型や獣の巨人が座標の力を使えるのはかなり限定的であり
王家が保有する、始祖の巨人だけがその力を完全に扱えるということです。
なので、マーレが何度も壁を越えて襲い掛かるのは
この始祖の巨人が持つ、座標の力を独占するためだからです。
座標の意味とエレンの発動について
そもそも、座標とは幾化学における
点の位置を指定する為に与えられる数の組の事を指し
地理や天体などでの位置の特定に使われるものです。
しかし、進撃の巨人における座標の力とは、叫びの力とも呼ばれ
エルディア人、巨人全てを操る力
そしてエルディア人、巨人全ての記憶を改ざんする力と定義されています。
また、座標の力を完全に使うには王家の血筋が重要であり
エレンが力を発揮した際には直前に王族の血を引く
ダイナ・フリッツが巨人化した姿、カルライーターと接触しています。
さらに、原作67話において超大型巨人を叫びの力で止めようとしますが発動しません。
つまり、座標の力の鍵はやはり、王家、ユミル・フリッツの子孫が深くかかわっており
今後、発動するには、ヒストリアとの接触が必要になります。
また、座標の力を奪うマーレ側の刺客、ライナーいわく
エレンはこの世で一番持ってはいけない奴だそうです。
何故、エレンがそこまで危険視されているのかは不明ですが
エレンの思想が、全ての巨人を駆逐するという事なので
力を自由に扱った際に、巨人同士殺し合いをさせ
最後に残った巨人をエレンが殺す事で全滅させる事が可能ということではないでしょうか。
あるいは、エレンがグリシャの子供であり、ジークの異母兄弟だからかもしれません。
前者の場合、ライナーはあくまでマーレの戦士
巨人もマーレにとっては貴重な戦力です。
なのでエレンがその思想を変えないまま
巨人同士殺し合いさせることを恐れてそう評したことになります。
後者の場合、ジークの母はダイナ・フレッツ。
つまり王族の子供です。
そして父、グリシャは巨人の秘密を探る研究者にしてエルディア復興派のメンバーです。
エレンとダイナ・フレッツに血縁上の関係はありませんが
ジークとの兄弟だけを強く主張した場合、周りが勝手に勘違いします。
つまり、エレンが力を扱えるようになり、その薄い縁を利用しエルディア復興派の
リーダーとしてマーレに攻め込む可能性があります。
後者の可能性は非常に低いと思いますが、エレンが座標の力を持っているということは
マーレにとって非常に危険な事であるのは間違いありません。
座標の力
前述した通り、座標の力とは大きく分けて2つ
巨人、並びにエルディア人を操る力。
そしてエルディア人、巨人の記憶を改ざんする力の2つです。
本編では操る力にばかり注意がいっていますが
実は本当に怖いのは記憶の改ざんする力のほうです。
記憶の改ざん、つまり元々持っている記憶を改ざんする人にとって都合のいいように
ぬりかえる事が出来るのです。
例をあげるなら、好きな子に告白し、振られた時に記憶を改ざんし愛し合う事が出来たり
仕事や学校でのミスを全てなかった事に
それこそ人を殺してしまっても殺された人の周りの人間の記憶を改ざんし
そもそも殺された人間がこの世にいなかった事にできるなどなんでもありなのです。
本編でも、この力は145代フリッツ王が
大陸から逃げ出しパラディ島で三重の壁を建造し、建国した際に
自分の都合のいいように壁の中でくらすエルディア人の記憶を改ざんしています。
他にも、ヒストリアの姉、グリシャに捕食されたフリーダも
ヒストリアと別れる際には毎回記憶の改ざんを行い
フリーダの事を忘れるようにしています。
おそらく、ライナーが恐れた真の力とはこの
記憶改ざんのことではないかと考察します。
ユミル・フリッツの子孫
座標の力と深い繋がりを持つ王家、フリッツの子孫ですが
現在その生き残りは非常に少ないです。
グリシャに捕食されたフリーダはもちろん
その際に居合わせたレイス家の者は全員死んでいます。
この際、生き残ったのが壁の最高指導者、ロッド・レイスと
その娘、クリスタことヒストリア・レイスの2人だけです。
また、壁外のフリッツの子孫もダイナ・フリッツとその息子で
マーレの戦士長、ジークの2人だけです。
しかし、物語の途中、ロッド・レイスは娘のヒストリアに殺され
ダイナ・フリッツもエレンが座標の力をコントロールした際
多数の巨人たちに囲まれ、食べられて死んでしまいます。
その為、現在、生き残っている王族はヒストリア・レイスと獣の巨人、ジークのみです。
つまり今後、座標の力の鍵を握るのはこの2人ということです。
まとめ
座標の力とは操り、記憶を改ざんする力で
その力をマーレをはじめ様々な人が欲しています。
それは座標の力さえあれば建国するのも可能な王の力だからです。
また、座標の力を完全にコントロールするには
獣の巨人、ジーク戦士長か
エルディアの王、ヒストリアの協力が必要です。
つまり、今後、座標の力を巡り
ジークとエレンが直接対決する可能性が非常に高いと考察できます。
また、王座についたヒストリアもさらに激しくなる戦いに
巻き込まれていくのは間違いないでしょう。
以上、『【進撃の巨人】座標の力と意味やエレンの発動を考察してみた』でした。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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